中国のミリオネアは世界のミリオネアの3%、米国は39%、日本は13%を占めた。しかし、純資産が5000万ドルを超える超富裕層(UHNW)の数を見ると、中国は4700人で、日本の3400人を上回った。
クレディ・スイス銀行アジア証券研究部の範卓雲氏は取材に答え、「資産ピラミッドのトップ、すなわちビリオネアや超富裕層の人数において、中国は日本を上回るだろう」と語った。
新興国の経済は急速に発展しているものの、世界的な財産の配分構造は基本的に変わっていない。しかし同報告は、2017年までに、アジア太平洋地域の家計資産の総和が55%増の115兆ドルに達し、世界全体の35%を占めるだろうと予想した。対照的に、西側諸国の資産は減少している。
報告はまた、「2017年、中国のミリオネアは190万1千人に達し、増加率はブラジルに次ぐ2位となるだろう」と予測した。