中国の驚くべき社会と経済の変化を考えれば、多くのニュー・チャンピオンたちが中国人なのも不思議ではない。これまでの数十年間、援助を受ける側だと思われてきた中国は、すでに世界の医療衛生や成長発展における重要なパートナーに成長した。これについてはアフリカでの状況が特に明確だ。一例として、今年の春、中国政府は中国アフリカ発展基金を通じて、20億ドルを投入し、中国企業のアフリカでの拡張を援助することに了承した。医療衛生については、先月、中国の駐ケニア大使がナイロビで講演し、今後、数千人単位の中国人医療関係者を中国政府の援助により建設した数十カ所の病院や疾病治療センターに派遣し、アフリカの数百万人の患者に医療を提供すると発表している。
当然、中国の世界の発展の中での役割に異論がないわけではない。中国がよいことをする動機については、中国はなにを企んでいるのかとよく疑問が投げかけられる。もちろん、援助の背景にある歴史や今行う動機についての疑問は、どこの国家の行動の評価でもついて回ることだ。
だが、アメリカと同様、世界の発展において中国の参画者としての潜在力は無視できない。つまり、問題は中国をパートナーにするかどうかではなく、どのように提携を組むかにあるのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年10月29日