中日関係の膠着化を受け、一部の日本企業は中国への投資削減、もしくは中国から撤退すべきか迷っている。出井氏は、「中日関係の悪化による両国間の貿易の停滞は一時的なものだ。中日両国にとって、良好な経済関係を維持することが重要だ」と主張した。
「中国と日本は世界2位・3位の経済大国だ。地理的に見ても中国と日本は非常に近い。過去10年間の取引額を見ると、両国の貿易額は増加するばかりで、経済関係がより緊密になった。これは当然のことだ。両国は切っても切れない経済関係だ。この激しい変動を迎えた現在、撤退や中国への投資削減を軽率に決定せず、一定期間に渡り静観してから決定を下すべきだ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年10月31日