日本側の非難に対し、ポスコの訴訟代理人は第1回公判の終了後、今回の訴訟については正面から対応するというやり方を取り、新日鉄の主張を認めないと強く訴えた、またポスコの関係者は、「われわれは技術であれ、市場競争力であれ、すでに世界のトップレベルに達しており、日本の同業他社の非難は信ずるに足りないものだ」と述べた。
韓国のメディアがさらに伝えたところによると、新日鉄が日本で提起した訴訟に対する報復措置として、ポスコも韓国の大邱(テグ)地方裁判所で新日鉄を訴える裁判を起こした。ポスコの関係者は、「日本企業が日本の法律に基づき、韓国企業に対して韓国での生産を禁止するよう求めるということ自体に問題がある。そこでポスコは韓国国内で訴訟を提起することにした。だがこの裁判はまだ開廷して審理が行われていない」と話す。中国の鉄鋼サイトの徐向春資総監(情報責任者)は取材に応える中で、「今回のトラブルについてはかねてより耳にしている。日韓鉄鋼企業は自動車鋼板などのハイエンド鋼板材料の分野で激しい競争を繰り広げているため、今回の件は果たして本当に機密を盗んだのか、それとも攻撃するためにライバルの顔に故意に泥を塗っているのか、判断が難しい」と述べた。