中国はこれまで、主に火力・水力・原子力を電力源としてきた。原子力と風力のどちらが第3の電力源となるかについて、これまで分析と推測がなされてきたが、風力発電がその急発展により第3の電力源となった。
中国工程院院士、元副院長の杜祥エン氏(エン=王+宛)もまた、「風力発電は現在、再生可能エネルギーの中で技術が成熟しており、かつ大規模開発条件および商業化発展の将来性を持つエネルギーだ。中国のエネルギー構造が化石エネルギーから多元化発展に移り変わる段階、および最終的に化石エネルギー以外のエネルギーが中心となった際に、風力発電は重要な役割を果たし、中国エネルギーの『緑色の支柱』となるだろう」と述べた。
風力により発電された電力が無駄にされている問題について、劉副局長は「このような現象が確かに存在しているが、これは伝統的なエネルギーシステム・管理体制・政策措置が、風力発電などの新エネルギー発展の需要に依然として適合していないためだ。我々は、再生可能エネルギーの電力割当制の制定、風力発電の全額買取保証等の面から取り組みを強化するべきだ」と主張した。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月17日