マクロ経済政策は全体的に穏やかで、経済のモデルチェンジに向けた政策を打ち出すための最適な環境を提供している。2012年第1-3四半期、GDPの前年同期比成長率は四半期を追うごとに低下していたものの、経済構造の改善の兆しははっきりと現れている。まず、産業構造は合理化が進んでおり、エネルギー消費効率も著しく向上している。第1-3四半期の中国の電力使用量の増加幅は4.8%、GDP成長率は7.7%、エネルギー弾性値(成長率とエネルギー消費の増加率の比)は0.62で、前年の同じ時期は1.26だった。つまり、GDPが1%成長するごとの電力使用量の増加率は、2011年には1.26%だったのに対し、2012年はわずか0.62%に止まり、エネルギーの消費効率が上がっていることがわかる。
次に、所得分配の枠組みが住民所得の割合を重視するようになったことで、消費支出のGDPへの寄与度が上がっている。第1-3四半期、都市部住民の一人当たりの可処分所得の実質成長率は9.8%、農村部住民の一人当たりの純所得は12.3%で、いずれも同時期のGDP実質成長率を上回っている。所得分配で住民所得が重要な位置に据えられることで、消費の比較的速い成長を後押しすることができる。第1-3四半期、最終消費支出のGDP実質成長率への寄与度は55%で、投資の寄与度50.5%を上回った。
宏观经济政策整体温和,为经济转型创造良好政策环境。前三季度GDP同比增速逐季下滑,经济结构改善迹象较为明显。首先,产业结构趋于合理,能耗效率明显提高。前三季度全社会用电量和GDP累计增速分别为4.8%和7.7%,电力消费弹性系数为0.62,去年同期为1.26。这意味着,GDP每增长1%,去年需要用电量增长1.26%,今年仅为0.62%。
其次,收入分配倾向于居民,消费贡献率提升。前三季度城镇居民人均可支配收入和农村居民人均现金收入实际增速分别为9.8%和12.3%,均高于同期GDP实际增速。分配格局倾向于居民,支撑消费较快增长。前三季度,最终消费支出对GDP增长的贡献率为55%,超过投资50.5%的贡献率。