香港上海銀行(HSBC)が3日に発表した報告によると、今年11月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)は50.4ポイントに上昇し、13カ月ぶりに景気と不景気の分岐点となる50ポイントを上回ったという。「京華時報」が伝えた。
このPMIデータは、HSBCが毎月、企業の購買担当者に対するアンケート調査に基づいてうち出しているもので、50ポイントを超えれば製造業の生産が拡張傾向にあり、50ポイントを下回れば生産が縮小傾向にあることを示す。
項目別の指標をみると、11月の生産指数は51.3ポイントで、4カ月ぶりに50ポイントを上回り、13カ月ぶりに記録を更新した。新規受注指数は50.8ポイントで、10月の51.2ポイントをやや下回った。新規輸出受注指数は52.1ポイント(前月は46.7ポイント)、雇用指数は49ポイント(同48.5ポイント)だった。また11月の投入価格指数は53ポイントに上昇し、企業の調達ニーズが引き続き回復傾向にあることがわかる。