▽分析:データから中国経済の復興が確認できる
HSBC中国エリアの屈宏斌チーフエコノミストによると、今年11月のPMI確定値は13カ月ぶりに記録を更新し、50.5ポイントまで上昇した。これは新規受注が回復傾向にあり、生産活動が拡張傾向にあることよるものだ。このデータから中国大陸部の経済が徐々に復興している様子が確認できる。大陸部経済の第4四半期(10-12月)の成長率は8%前後に達すると予測される。
また屈チーフエコノミストによると、経済復興の持続可能性は需要をめぐる環境が引き続き改善するかどうかにかかっており、緩やかな成長に向けた政策の緩和措置が引き続き必要だ。インフレ圧力がゆるまってコントロール可能な状況の中で、通貨政策では公開の市場操作と預金準備金率の引き下げを通じて流動性を相対的にゆとりある状態にしておくことが今後も必要だ。インフレ建設投資に対する財政的支援も強化される見込みだという。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年12月4日