(5)重点分野の改革の着実な推進
中国経済は過去30年あまり、改革による活力に頼って高成長を遂げてきた。中国経済の今後の構造調整、モデル転換も引き続き体制・メカニズムの保障に頼る必要がある。
中央政治局会議は、重点分野の改革の着実な推進、営業税から増値税(付加価値税)課税への切り替えの試行地域と対象業種の拡大、一次産品の価格形成メカニズムの整備、医療衛生体制改革の深化、国有経済と農村改革の推進、科学技術・教育・文化・行政審査などの分野の改革の推進に取り組むと強調。
専門家は、営業税から増値税への切り替えは企業の負担を軽減し、サービス業の発展を後押しすると分析した。また、一次産品の価格改革は資源の節約とイノベーションの奨励につながり、医療衛生体制改革は国民の医療負担を軽減し、行政審査制度の改革は政府と市場の境界を明確にし、国有経済改革は活力を引き出し、これらの改革を着実に実施すれば構造調整とモデル転換を制度面から保障できると見ている。
信号五:扎实推进重点领域改革
中国经济过去30多年来的高速发展,靠的是改革激发的活力;中国经济未来调结构、转方式,依然要靠改革来提供体制机制保障。
中央政治局会议指出,要扎实推进重点领域改革,扩大营业税改征增值税试点地区和行业范围,健全资源性产品价格形成机制,深化医药卫生体制改革,推进国有经济和农村改革,抓好科技、教育、文化、行政审批等领域改革。
专家们分析指出,营业税改征增值税有利于减轻企业负担、支持服务业发展,资源性产品价格改革有利于节约资源、鼓励创新,医药卫生体制改革有利于降低公众医疗负担,行政审批制度改革有利于厘清政府与市场的边界,国有经济改革有助于激发活力,这些改革搞好了,调结构、转方式就有了制度保障。