M&Aの取引総額から見ると、食品・飲料業がトップで、取引額を公表した3件の取引総額は10億9000万米ドルで、全体の26.2%を占めた。中でも中国食品最大手の光明集団が11月5日に、英食品大手ウィータビックス(Weetabix)社の60%の株式を6億8000万ポンドで取得し、11月トップの取引額であり、近年の食品業種で最も影響力のある中国企業による海外企業へのM&A(アウトバウンド型M&A)となった。取引額の2位は機械製造業で、取引額を公表した9件の取引総額は8億8500万米ドルで、全体の21.3%を占めた。中でも中国の大手家電メーカー、ハイアールグループ(海爾集団)による、ニュージーランドの洗濯機・キッチン家電メーカー、フィッシャー・アンド・パイケル・アプライアンシズ・ホールディングス(F&P)の9億27000万ニュージーランド・ドルでの買収が最高額。取引額の3位はバイオテクノロジー・医療健康分野で、取引額を公表した4件の取引総額は8億5600万米ドルで、全体の20.6%を占めた。
清科研究センターの報告書によると、11月のクロスボーダーM&Aは7件で、うち中国企業による海外企業のM&Aは6件、食品・飲料業、機械製造業、不動産業、エネルギー分野、鉱物工業など6業種に及ぶ。エネルギー及び鉱物工業分野においては、深セン上場の油田開発サービス企業、海黙科技がアメリカに設立した子会社、海黙石油天然気有限責任公司を通して、米Carrizo Oil&Gasの一部シェールガス資産の権益を取得した件と、国家電網公司が南オーストラリア州の送電事業者の一部株式を取得した件の2件の海外M&Aが行われた。エネルギーと鉱物工業は、以前から中国企業による海外でのM&Aが盛んな分野である。
从并购案例总额来看,食品饮料行业位居榜首,披露金额的案例3起,涉及金额约10.9亿美元,占比26.2%。其中,光明集团11月5日完成对英国著名食品企业唯他麦60%股权的收购,收购价格约6.8亿英镑,为11月案例金额之首,也是近年来食品行业最具影响力的海外收购案之一。机械制造行业位列第二,披露金额的案例数9起,涉及金额约8.85亿美元,占比21.3%。其中,海尔集团收购新西兰洗衣机和厨房家电生产商Fisher & Paykel Appliances的金额约9.27亿新西兰元。排在第三位的是生物技术/医疗健康行业,披露金额的案例4起,涉及金额8.56亿美元,占比20.6%。
据清科研究中心统计,11月份共完成7起跨国并购案例,其中海外并购6起,分布在食品饮料、机械制造、房地产、能源及矿产等6个一级行业。能源及矿产行业完成两起海外并购,分别为海默科技通过在美国设立的海默石油天然气有限责任公司收购美国Carrizo公司的部分页岩气权益和国家电网收购澳大利亚南澳输电网公司股权。能源及矿产行业一直是中国企业海外收购的热点。