2012年11月に入ってから、人民元対米ドルのスポットレート(直物)が「ストップ高」で制限変動幅に迫る局面が常態化している。12月10日、銀行間外国為替市場のスポット取引は寄り付き後、人民元対米ドルスポットレートは一時ストップ高に迫ったものの、1米ドル=6.2451元で取引終了した。同日の人民元対米ドルスポットレートの終値は、前の取引日より150ベーシスポイント下落し、4月6日以来8カ月ぶりの大幅下落となった。11日付中国証券報が伝えた。
人民元の出来高の伴わないストップ高は1カ月以上続いた後、取引時間中の人民元対米ドルのスポットレートの変動は激しくなったことについて、一部市場関係者は、為替相場がターニングポイントに差し掛かっているシグナルであると指摘する。
11月以来,人民币对美元即期汇价“涨停”几成常态。12月10日,银行间外汇市场即期交易开盘后,虽然人民币对美元即期汇价再次触及“涨停”,但当日收报6.2451,较前一交易日大跌150基点,创4月6日以来最大跌幅。
在人民币“无量涨停”超过一个月后,人民币对美元即期交易盘中连续出现明显波动,被一些市场人士解读为汇价即将迎来拐点的信号。
「中国証券報」より 2012年12月11日