中央経済工作会議の開催を控える中、来年のマクロ経済政策の基調が、幅広く注目を集めている。アナリストの予想によると、来年の経済成長率は反転上昇し、物価も制御可能な範囲内となる。これを背景とし、来年のマクロ経済政策は、「穏中求進」(安定の中で進歩を求める)を継続する可能性がある。財政政策はさらに緩和され、赤字規模が拡大され、構造的な減税の余地が生まれる。金融政策はバランスを維持し、軽々しく緩和に傾くことはない。中国証券報が伝えた。
中金公司の彭文生シニアエコノミストは、「マクロ政策の全体的な方向性はおそらく、『財政緩和、金融安定』を維持し、財政赤字の規模が適度に拡大されるだろう。来年の赤字規模は今年から2000-3000億元増加する見通しだ。金融政策は穏健な基調を維持し、来年のM2の増加率は約13-14%に設定される」と予想した。