2013年の物価は、総じて常識に基づく判断だが、このような判断には以下の3つの面のリスクが考えられる。一、外部の大口商品価格が2007年のような大幅上昇の傾向を示すことにより、輸入型インフレのリスクが高まるというリスク。しかし、現在の世界経済の成長が鈍化している状況から、物価の急上昇を招く可能性は小さい。二、豚肉などの食品の供給縮小を招く予期しない打撃による影響。三、一次産品の価格改革で、物価水準は一括して引き上げられるというリスク。ただ、これは全体傾向に対する見通しには影響しない。
「中国証券報」より 2012年12月24日