中国不動産市場に流れる住宅価格高騰説

中国不動産市場に流れる住宅価格高騰説。

タグ: 中国不動産市場

発信時間: 2012-12-26 16:51:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◆デベロッパーと購入者の駆け引き

デベロッパーは年初の「価格による量の確保」、中頃の「安値による量の拡大」、年末の「価格を維持し量を減少」と、次第に強気になっている。これとは対照的に、デベロッパーの販売ノルマ、資金繰りの好転に伴い、住宅購入者の価格交渉能力が低下している。

一部の中堅不動作会社の販売担当者は、「販売ノルマはすでに達成しており、現在は来年の業務に向けた調整段階に入っている」と語った。有名不動産会社の関係者は、「今年中に物件を売り過ぎれば、来年のノルマ達成にとって不利になる」と明かした。

中国不動産データ研究院の陳晟執行院長は、「先ほど海南省で不動産会社300社以上が参加するフォーラムに出席したが、多くの企業は来年の市場に対して楽観的な予想をしており、春の訪れが近づいていると感じていた」と述べた。

中国指数研究院の莫天全院長は、「北京・広州・深セン等の10大都市の市場需要均衡周期は、年初から8カ月短縮の6.8カ月となった。これは不動産市場の今後の需給変化を示す重要なシグナルだ」と指摘した。

多くの専門家・業界関係者は、市場が現在回復を続けているため、多くの住宅購入者の心理が年初から逆転していると分析している。現場の販売員・サービス担当者を通じた調査によると、今年6月より住宅購入者は価格低下に対する期待値を引き下げている。現在、「住宅価格の低下を静観する」と回答する購入者は非常に少ない。

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