十、中国企業の海外投資が逆張りの成長を遂げ
12月7日、中国海洋石油総公司(中海油と略す)が151億ドルでカナダ・ニクソン社を買収する申請がカナダ政府の許可を得て、これまで最大の中国企業による海外M&A(企业を合并・买收する)計画の「難関突破」となった。世界経済が低迷する環境の下、2012年は中国企業による海外M&Aが依然として活発だ。データでは、今年の第1四半期から第3四半期までの中国企業による海外M&A買収額が522億ドルに達し、前年同期比16%増加し、2005年以来の最高記録を更新した。構造から見ると、資源、製造業などの伝統的な分野以外、中国企業の「海外進出」は金融、文化産業などの一層ハイレベルなものへとしだいに拡大している。例えば、大連の万達集団が5月に26億ドルを出資して米国AMCエンターテインメント・ホールディングスを買収し、世界最大の映画館チェーンとなっていることなどが挙げられる。
「新華網日本語」 2012年12月29日