2013年は中国にとって苦しい一年になる。世界最大の輸出大国もまた、日米欧の危機による影響を免れることはできない。経済の二桁成長の時代が終わり、経済成長率が昨年2四半期連続で低下した。しかしいずれにせよ、中国は依然として世界経済発展の原動力である。1月4日付ドイツ紙『ディー・ツァイト』が伝えた。
欧州危機により欧州の先行きが不透明になり、米国も世界経済の発展を促す力を失っている。中国は拡張的な財政政策と重大投資プロジェクトの推進を決定している、唯一の主要経済国である。世界銀行は、中国経済の今年の成長率が8.4%に達すると予想している。これは世界経済にとって朗報だ。
中国経済の顕著な回復の兆しがすでに現れている。多くの外資系企業と中国企業は昨年11・12月に収益増を実現し、中国の工業生産額が再び増加した。また2013年には人件費が増加を続け、消費を促す。現在複雑な情勢に直面しているが、中国は経済を調整する力を維持しており、対策を講じていることが分かる。中国が経済成長率の目標を7−8%とするならば、この目標は実現可能である。