中国人の海外消費隆盛は中国経済にとって痛手

中国人の海外消費隆盛は中国経済にとって痛手。

タグ: 中国人海外消費隆盛

発信時間: 2013-01-07 05:10:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第二の原因は海外市場の誘惑にある。海外での消費にかかるコストは国内よりもかなり低く、特に富裕層の消費マインドに合致するぜいたく品の価格は国内よりも安い。あるデータによると、大陸部のぜいたく品価格は平均してフランスより70%高く、米国より50%高く、香港地区より約45%高い。大陸部の物価が高いのは、輸出入にかかる関税、増値税(付加価値税)、消費税が非常に高いことにある。この3種類の税金を合わせると、最高で価格の60%を超えることになる。また海外消費市場の一連の製品は、大陸部の製品よりも質が保障されており、ここから国内の消費環境にも目を配る必要があることがわかる。

さらに一部の産業では、調整政策によって富裕層が海外消費に走らざるを得ない状況が作り出されている。たとえば国内の不動産市場における購入制限などの調整政策の影響により、11年には中国人が米国で購入した不動産の金額が70億ドルを超えた。12年はこの数字を上回ることが確実だ。ある報道によると、ここ数年来、中国国民が巨額の現金をもって米国やカナダなどにたびたび入国し、不動産や自動車を購入しているという。海外メディアはこうした現象を資産の移転と解釈する。本当に資産の移転だとすれば、富裕層が懸念する資産の安全性と関わりがあるといえる。

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