米国株と中国大陸部A株の全面高に調整が加えられたことを受け、香港株は8日に利食いが生じ、ハンセン指数が低迷し、0.94%安の2万3111.19ポイントで取引を終了した。同日の取引額は828億香港ドルまで膨れ上がった。中国資本の株価が大幅安となり、H株指数は2.16%安、レッドチップ指数は1.41%安となった。9日付中国証券報が伝えた。
香港株式市場は今後、短期的な調整が避けられないだろう。これまで過度の利益を蓄積していたにも関わらず、8日に香港株が下落すると同時に、取引額が増加した。香港株の中長期的な動向に関しては、好材料が揃っている。中国経済は底打ちに達し、各国の中央銀行が量的緩和策を継続している。財政の崖や欧州債務危機の緩和等もまた、香港株式市場の今後を支える。
「中国証券報」より 2013年1月9日