テレビ業務からの離脱は賢明だった 連続3年の巨額赤字が日立を追い詰めた。同社は、液晶テレビや液晶表示パネル、ハードディスクの各分野が利潤を減少させたと公式に表明している。その後日立はリストラや資産の一部を売却する調整を経て、最終的に黒字転換を果たした。 しかし家電分野においては好転していない。復活をかけて日立は昨年8月、56年の歴史を持つテレビ製造分野を終了させた。
シャープやソニー、パナソニックが陥っている現状から見れば、当時の決断は非常に賢明だったと言える。カラーテレビ分野から撤退して後、大幅な利益とはなっていないものの、黒字化は実現させている。
将来的には家電分野からの徹底も