将来的には家電分野からの徹底も
日本の家電メーカーが泥沼であえいでいる原因は、世界経済の低迷を除くと、その産業構造の問題がある。業界専門家によると、日系家電メーカーはすでに「平凡なのに高価」な状態に陥っている。その割高感は、アメリカ製の比較にもならない。中国製にはコストコントロール力があり、韓国製には常に新製品を投入し続けることで品質を上げている。日本家電の競争力は失われたのである。
「日立にとって家電分野は、高い成長機会の見込めない周辺分野だ」と梁振鵬氏は率直に述べる。家電は日立にとって重点分野ではない。