中国自動車工業協会の董揚秘書長は、「データを見ると、新エネルギー車の2012年の販売台数は2011年より倍増したが、2011年も2010年より倍増していた。EVのみならず、HV、PHVのいずれもそうであった。これは消費者が新エネルギー車を重視・支持していることを示している。新エネルギー車、特にEVは中国自動車工業発展の次の原動力になる」と指摘した。
しかし一部の業界関係者は、新エネルギー車の産業化は始まったばかりだと見ている。このほど発表された「2012中国新エネルギー車消費報告書」によると、中国国内のEV販売は公用車・タクシーに集中しており、マイカーとしての販売台数は依然として少ない。同報告書によると、調査対象となった潜在的な消費者のうち、54%は「新エネルギー車は伝統的な自動車と比べ性能が低いが、十分に使用できる」と回答した。