2013年の中国のマクロ経済政策と改革の展望

2013年の中国のマクロ経済政策と改革の展望。 昨年9月以降、中国経済に明るい兆しが現れた。11月の社会融資総量(TSF)は前年同月比23%増、10月の製造業利益は同20.5%増加した。この2つのデータは、資金面の企業投資に対する制約が解除されたことを意味している…

タグ: 中国経済

発信時間: 2013-01-16 16:27:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国経済が2013年に直面するいくつかのリスク

米債務上限リスク。米国は財政の崖を回避することで合意したが、富裕層の限界税率の上昇などさまざまなマイナス要素が、今年の実質GDPを1%引き下げる。

国会予算委員会の計算によると、2月の遅い時期に米国の政府債が上限に達する見通しであり、国会とホワイトハウス間で再度協議を行う必要が生じる。米国は現在、ジレンマに陥っている。長期スパンで見ると、歳出面の実質的な削減が実現できなければ、米国債が格下げされる。これは金融市場に対してマイナス影響を及ぼす。しかし歳出を急激に削減した場合、経済成長が影響を被る。債務上限問題が、2013年の経済成長率にどれほど大きな影響を及ぼすかについては、現時点では不明瞭だ。

今後数カ月で債務上限問題が解決されず、歳出が大幅削減されるという最悪の事態が生じた場合、米国の経済成長率はゼロに低下するだろう。欧州もこの影響を受け、経済成長率がマイナス1%に低下する。過去のデータに基づき計算すると、米国・EU経済の同時減速は、中国の輸出額を9%引き下げ、中国のGDP成長率が1%低下する。2011−2012年にGDP成長率が2%低下したことを受け、1年半の時間をかけて過剰生産能力を消化する必要が生じた。仮に全体的な需要がさらに1%減少した場合、生産能力の調整期間がさらに9ヶ月延長されることになる。つまり最悪の場合、外国経済が中国経済の回復を3四半期遅らせる可能性がある。

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