2013年の中国のマクロ経済政策と改革の展望

2013年の中国のマクロ経済政策と改革の展望。 昨年9月以降、中国経済に明るい兆しが現れた。11月の社会融資総量(TSF)は前年同月比23%増、10月の製造業利益は同20.5%増加した。この2つのデータは、資金面の企業投資に対する制約が解除されたことを意味している…

タグ: 中国経済

発信時間: 2013-01-16 16:27:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇今年のマクロ政策の展望

政府は今年のGDP成長率を7.5%、インフレ率目標を3.5%、マネーサプライM2伸び率は名目GDP成長率より2~3ポイント高い(8%の実質GDPに3%のインフレ率をプラス)13~14%と設定。13%のM2伸び率は少し保守的だが、14%だと少し多めになる。財政政策上、経済回復後、赤字額が基本的に変わらないか、容認絶対値のやや低下(例えば昨年の8000億から今年は7500億に低下)を保持すれば、昨年1.6%だった赤字率は1.3%に下がる。しかし最近の報道によると、政府は今年赤字を1兆2億元に増やす計画という。そうした場合、今年の財政収入は5%増加することから、著しい財政政策の拡張が見込まれる。

金融政策に関しては、今年末に利上げが予想され、食品価格とより高い生産者物価指数(PPI)により、インフレ率は現在の約2%から年末には4%まで上昇する見込み。食品価格の上昇が相対的に抑制された場合、利上げは2014年まで先送りされる可能性がある。中央銀行は貿易黒字は再び回復しており、外貨準備と公開市場操作を通じてマネーサプライM2の伸び率を目標水準に到達できるため、預金準備率は調整しないと予想される。ドル/人民元相場はこの12カ月の間に1.5%という予測を上回る2.5%の切り上げが見込まれる。それは、(1)経済成長の見通しが改善(2)純資本の流入が回復(3)世界経済の回復によって大多数の新興経済国の通貨がドルに対して切り上げられる――といった3つの原因がある。

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