カナダ紙『グローブ・アンド・メイル』のウェブサイトは1月11日、記事「中国台頭の新たな象徴」を掲載した。内容は下記の通り。
夏国欣(38)さんは空港に行ったことがないが、空港は広州市の超現代的な高速鉄道の駅と大差ないだろうと考えている。彼女はここの清掃員だ。
夏さんは他省からの出稼ぎ労働者で、一児の母だ。彼女は誇らしげに、「ここは昔の駅よりも素晴らしいです」と語った。
ここから出発する列車は中国の前進する方向を象徴しており、世界最速の鉄道システム、世界最速の成長率を誇る経済体、台頭中の超大国にサービスを提供している。しかし高速鉄道網の建設は、深刻な汚職による影響を受けた。政府にとって、高速鉄道プロジェクトの持つ象徴的な意義は、安全性や一般人の経済許容能力よりも重要なのだ。