広州南駅は未来主義的な風格を持つ。真昼のように明るい照明、ガラス製の天井により、SF映画の地球外生命体の建造した宇宙船のように見える。しかしここには、工業化時代の雰囲気が満ちている。広州の米国総領事館がツイッターで発表した11日午前の大気品質は「不健康」であったが、中国の大多数の都市の基準によれば、これは通常通りの一日と言える。外の濃霧がターミナルに入り、出入り口付近が霧に包まれている。
広州南駅は2010年に竣工した。しかし昨年12月26日に広州―北京をつなぐ全長2298キロの高速鉄道(中国最大の成功モデル)が全線開通してから、広州南駅はようやく全面営業を開始した。同高速鉄道は、広州―北京の運行時間をかつての22時間から約8時間に短縮した。