中国経済が安定した回復傾向に向うにつれ、それに伴うインフレの台頭は避けられない。2013年の消費者物価指数(CPI)の伸び率は3.5-4%に達するというのが外資系銀行の大方の見方である。
フランスの大手金融機関クレディ・アグリコルのアジア地域シニアエコノミストは「中国のインフレは2013年下半期に再び台頭すると見られ、年間のインフレ率は4%に達するだろう。そのため、中国人民銀行(中央銀行)は下半期に2回にわたって、合わせて50ベーシスポイントの利上げを実施する可能性がある」と予想している。
「しかし、短期的には、インフレは中国経済にとって大きな脅威にはならないだろう」とDBSの大中華圏シニアエコノミストは指摘する。
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