中国経済に新たな兆しが見えてきた。中国経済の「三頭立て馬車(投資・消費・輸出)」の構造に変化が生じ、将来的な経済成長に対する輸出の貢献が低水準を維持する中、消費の貢献度が上昇すると同時に投資の貢献度が低下する見通しとなった。人民日報が伝えた。
2008年下半期には世界金融危機への対応があり、中国の固定資産投資の実質的な増加率が上昇した。昨年の名義上の増加率は20.6%となり、2011年より3.4ポイント低下した。しかし2012年の物価上昇率は2.6%、2011年は5.4%であった。価格要素を加味しなかった場合、2012年の固定資産投資の増加率は、実際には2011年をやや上回った。
昨年の社会消費財小売総額の増加率は、統計データを見る限り前年とほぼ横ばいになった。しかし価格要素を加味しなかった場合、前年比でやや上昇した。