上述した二つの微増により、2012年第4四半期の経済成長率は7.9%に達した。この7.9%の持つ意義は、非常に大きい。2011年から2012年第3四半期まで、7カ月連続で四半期ベースの経済成長率が低下したが、昨年第4四半期になりようやく反転上昇した。これは、7四半期続いた中国経済成長率の低下が終了したことを意味する可能性がある。反転上昇の直接的な原動力は、前年をやや上回った投資・消費の2012年の増加率だ。
輸出は2012年に予定されていた目標を達成できず、経済のけん引力が低下している。中国の輸出増加率は今後、この水準を維持することになる。
中国経済の成長率は、2020年までに7-8%を維持することが合理的と言える。これに応じ、投資・消費・輸出の増加率は過去と比べ、歴史的な変化が生じると見られる。投資の増加率は徐々に低下し、今後は比較的安定した成長期に入るだろう。消費は同期間に安定的に増加するが、増加率が高くなりすぎることはない。中国の消費需要疲弊の原因は根深いものであり、短期的な解決は困難だからだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年1月21日