衛星測位システム「北斗」 産業に激変もたらすか?

衛星測位システム「北斗」 産業に激変もたらすか?。

タグ: 衛星測位システム

発信時間: 2013-02-04 18:54:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

衛星測位システム「北斗」は1年間の試運転を経て、民間へのサービス提供を開始した。これにより資本市場では、北斗システム関連株の高騰が生じている。20数年間に渡り計画されてきた北斗システムの商用化スタートにより、ナビゲーション業界の構造に変化が生じることは不可避だ。

GPSは世界および中国国内で90%以上の市場シェアを占めている。ナビゲーション産業の企業もまた、日欧米の三つ巴となっている。北斗システムはいかにして同産業に変動をもたらすのだろうか。

モバイルネットワーク、スマートフォンの高度発展に伴い、軍用から始まり民用へと発展した同産業は、川下の位置測定、SNS、地図などの応用で激変を迎える。携帯電話向け地図は、最も熾烈な戦場となっている。

◆GPSの独占

GPSが独占的な地位を占める測位システム民間市場において、北斗システムが新たな競争者になりつつある。

中国科学技術部(中国科学技術省)国家リモートセンシングセンターの邵立勤氏は、「中国国内の民間ナビゲーション市場において、GPSが90%以上のシェアを占めている。北斗システムはその他のシステムと共に、残りのシェアを占めている。GPSは市場・技術面で成熟しており、その他のシステムがこれに代わることは困難だ。北斗システムは民用市場において、依然として参入者の立場であり、短期間内にGPSの地位を脅かすことは難しい」と指摘した。

1   2   3   4    


iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。