調査対象となったアジアの都市の中で、27都市が順位を上げ、8都市が順位を下げ、2都市は前回と同じ順位だった。うち最も上昇幅の大きかった都市はベトナムのホーチミンシティとハノイで、ホーチミンシティは17位上昇して93位に、ハノイも17位上昇して96位になった。
注目に値するのは、生活コストは上昇しているものの、世界で最も消費が少ない都市は今なおアジアにあり、その多くがインド亜大陸に集中していることだ。パキスタンのカラチ、インドのムンバイ、ニューデリー、ネパールのカトマンズ、スリランカのコロンボ、イランのテヘランの物価は低く、アジア都市が調査でわかった生活コストが最も低い10都市の中心を今なお占めることを物語る。