G20会議 為替相場の声明に矛盾あり=中国専門家

G20会議 為替相場の声明に矛盾あり=中国専門家。

タグ: G20会議 為替相場 量的緩和 

発信時間: 2013-02-18 14:55:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

紙幣の大量発行と低金利の刺激を受け、世界の資金流動は頻繁化しており、市場の変動が激化している。国際市場のヘッジファンドに対する歓迎は、典型的な例だ。無制限の円安に対する予想を受け、2012年11月から現在に至るまで、円の対米ドルレートは20%弱低下しており、2013年2月には33ヶ月ぶりの低水準に達し、1985年のレベルに逆戻りした。円安の浮かれ騒ぎは、ヘッジファンドに対して「安倍トレード」を提供した。これはあたかも、当時のグリーンスパンマジックのようだ。ヘッジファンドマネージャーのジョージ・ソロス氏は3ヶ月間で10億ドルの利益を手にしたが、円買いによるヘッジングに従事する日本の貿易会社は地獄に直面している。紙幣発行が氾濫する時代はソロス氏にとって有利だが、松下幸之助氏にとっては不利である。

日米の紙幣発行は本国の一般人に大きな影響を及ぼさないが、経済・金融の実力が低い経済国に影響をおよぼす。米国国内の物価は安定しており、米国を代表するビッグハンバーガーの価格は過去10年間に渡り3−4ドルを維持している。日本のサラリーマンが駅前で食べるラーメンは、過去10年間に渡り約500円を維持している。これらの国家の国民は学費・医療費・不動産価格の上昇に対して不満を持っているが、衣食の必需品の高騰に不満を抱くことは少ない。

 

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