中国長江航運グループ傘下の金陵造船所の郭標所長は16日、「タイタニック2号」の建造の準備が整ったことを明らかにし、世界から注目されるこの豪華客船を完成させ、中国の同業界の世界進出を促すことへの自信を示した。
「タイタニック」100周年を記念するため、オーストラリア鉱業界の富豪クライブ・パーマー氏は2012年、この有名客船の再建に出資すると発表し、金陵造船所が同プロジェクトを受注した。2016年に当時の航路に沿って初航海する見通し。パーマー氏が保有するブルースターライン社は16日に香港で記者会見を開き、「タイタニック2号」に関する最新情報を伝えた。
ブルースターラインのアジア地域取締役の譚文健氏は、「安全第一」を強調したうえで、外観は「タイタニック」本来の姿を極力保ちながら、最も先進的なナビ・安全システム、現代的なサービス施設を搭載すると明らかにした。
「タイタニック2号」の大きさは原型とほぼ同じで、9階建て、840の客室を設置する計画。スポーツジム、プール、図書室、高級レストラン、豪華客室を設置し、船員900人と乗客2400人を収容できるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年2月17日