中国で、財産権などが証券化可能な原財産に
中国証券監督管理委員会(証監会)は26日、『証券会社の資産証券化業務に関する管理規定(意見募集稿)』を発表し、一般からの意見募集を始めた。26日付中国証券報が伝えた。
証監会関連部門の担当者は、この『規定』では、企業の売掛金、貸付資産、信託受益権、インフラ設備の収益権などの財産権、コマーシャルペーパー、社債、株式などの有価証券、商業・投資用不動産などの不動産の財産などは、いずれも証券化することが可能な原資産であることが示された。
『規定』は証券会社の資産証券化業務への参入基準を引き下げた。これにより、証券会社は資産担保証券の相対(OTC)取引を行う値付け業者となることができる。『規定』は全8章・50条からなり、総則、特定項目、管理人と保管機関、原権益保有者、設立申請と情報公開などに関する章が含まれている。