中国国家外匯管理局(外匯局)が2月28日発表した、2012年の国際資本移動に関するモニタリングデータから、同年の中国への適格海外機関投資家(QFII)からの資金純流入額が8.8倍増となったことが分かった。
外匯局のデータによると、2012年、QFIIからの中国への資金純流入額が、2011年より8.8倍増の77億ドルに膨らんだ。また、2012年末時点で、QFIIの総資産のうち、株式資産の割合が70%以上だった。
2012年、中国証券市場が全般的に低迷傾向にあったが、QFIIが比較的高い株式投資比率を維持し、株式保有期間も長く、市場の安定維持の面で積極的な役割を果たした。
「中国証券報」より 2013年3月1日