世界で最も豊かな人は誰か?同ランキングによると、メキシコの通信王・スリム氏が4100億元(約6兆1500億円)の資産総額により、前回に続き首位に輝いた。スリム氏の資産総額は、昨年より700億元(約1兆500億円)増加した。投資の神様・バフェット氏は過去1年間で、個人資産総額が3000億元(約4兆5000億円)から3600億元(約5兆4000億円)に増加し、世界2位の長者となった。
世界の富の分布を見ると、中国人長者の比率が高まり続けている。大中華地区からは今年357人の経営者がランクインし、全体の23%を占めた。最多となった米国からは409人がランクインし、全体の28.1%を占めた。ロシアは88人で3位。同ランキングをオリンピックに例えるならば、中国人長者は団体で銀メダルを獲得したことになる。
中国の入選者のうち、中国本土の長者は262人、香港は54人、台湾は32人となった。これらの長者の平均資産は160億元(約2400億円)で、世界の長者の平均資産を80億元(約1200億円)下回った。その平均年齢は58歳で、ランキング全体の平均を5歳下回った。そのうち女性長者の占める比率は13%に達し、世界の女性長者がランキング全体に占める比率を上回った。