米フォーブス誌が4日発表した2013年版の世界長者番付で、メキシコの通信王カルロス・スリム氏が730億ドルの資産総額により、4年連続で首位に輝いた。中国人長者のうち、香港最大の企業集団・長江実業グループ創設者の李嘉誠氏が8位で最上位となり、中国大陸部では中国飲料大手・ワハハの宗慶後氏が86位で最上位となった。中国新聞社が伝えた。
マイクロソフトの創始者のビル・ゲイツの氏は、670億ドルの資産総額で2位となった。アパレル大手ZARAの創業者であるアマンシオ・オルテガ氏は570億ドルの資産総額で昨年より順位を2つ上げ、ウォーレン・バフェット氏に代わり3位にランクインした。
バフェット氏は535億ドルの資産総額で4位となった。バフェット氏がトップ3から除外されるのは、2000年以来初のことだ。しかしながらバフェット氏の資産総額は昨年95億ドル増加し、同番付にランクインした長者の中で2位につけた。
今年の長者数は過去最多の1426人に達し、2012年の1226人から200人増加した。長者の平均資産は38億ドルに達し、2012年の37億ドルからやや増加した。同番付の長者全体の資産総額は5兆4000億ドルに達し、昨年の4兆6000億ドルを上回った。