全国政治協商委員で財政部の朱光耀副部長は12日、中国で2013年あるいは2014年に債務危機が発生するだろうなどという説には驚かされたと語り、中国の金融政策は周到かつ慎重で確かなものであると強調した。
中国における債務危機発生の可能性について問われると、朱光耀副部長は、中国で2013年あるいは2014年に債務危機が発生するだろうなどという説には驚かされたと語った。「中国の金融政策はここ数年慎重になっており、2013年の政策の基本的な目標はM2の13%成長で、実際には2012年のM2の成長率を下回っている。全体的に金融政策は周到かつ慎重で確かなものだ。」と説明した。
インフレ問題については、「目下、世界経済が一体化している中、主な経済国の金融政策にはすべてスピルオーバーがあるので、中国はG20の枠組みで各国のマクロ経済強化と連携して、相互に理解し協力していく必要がある。一国だけで自国の利益を追求するのではなく、地域や世界経済への影響を考えなければならない。先進国は金融政策のスピルオーバーに注意が必要である。」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月13日