日本と欧州連合(EU)は25日、貿易自由化に関する「経済連携協定(EPA)」の締結に向けた交渉を開始することを発表した。日本の安倍晋三首相は同日、ファンロンパイEU大統領との電話会談で、EPAの第1回交渉を4月に行うことで合意した。経済参考報が伝えた。
日本はこれに先立ち「環太平洋経済連携協定(TPP)」交渉への参加も表明している。安倍政権はEUとの経済関係の強化とTPP参加を自由貿易の拡大を通じた日本経済立て直しの核心的措置と位置づけている。順調に協定が締結された場合、世界のGDPの3分の1を占める巨大貿易圏が形成される。このほか26日には中日韓自由貿易協定(FTA)交渉も始まった。日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の参加する東アジア地域包括的経済連携(RCEP)も第1回交渉を5月に開始する予定だ。日本はこうした交渉の中で重要な位置を占めることが、自国に有利なルールづくりに主導的に参与する最良の機会だと見ている。