言及に値するのは、日本とEUは経済分野のEPA交渉を開始するだけでなく、安全保障を含む政治分野でも新たな協定の締結に努力しようとしていることだ。欧州債務危機以降、中国とEUの関係はさらに近づいた。経済危機に陥ったギリシャなどの国債を中国が購入したことに、EUは感謝している。中国にとってEUは最大の輸出相手国の1つだ。ユーロ圏経済が立ち直れば、中国にとってプラスだ。だが日本メディアは中国が欧州を支援する目的は決してそれだけではなく、EUから武器を輸入するために一貫して禁輸令の解除を促していると考えている。日本はフランスなどの最先端武器が中国に流入すれば、東アジアの軍事的均衡が破られると考えている。日本では、日本は中国のように欧州に対して巨額の資金支援をすることはできないが、価値観の同じEUとの政治協定締結は重大な意義を持つとの見方が一般的だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月29日