■専門家の意見
シティグループのエネルギー戦略担当者:今後10年間で、中東を始めとする石油発電の役割を、天然ガス発電所が代わりに果たすことになる。世界の自動車・トラックの燃費が改善され、石油の代わりに天然ガスが用いられるようになる。ブレント原油先物価格は、1バレル当たり80-90ドルを推移するだろう。
クレディ・スイス:石油天然ガスの生産・サービス会社、製鉄・化学工業・肥料・設備・代替エネルギーなどの各社が、米国のシェールガス革命から利益を得ている。また米国のシェールガス生産量の急増により、石油関連商品が大口商品市場と製造業に流入しており、エネルギー業界の構造を変えた。
ゴールドマン・サックスのチーフエコノミスト:2008年の金融危機前と比べ、割安な天然ガス価格は、米国経済全体に大きな変化をもたらしていない。
ロイヤル・ダッチ・シェル:豊富なシェールオイル・ガス資源を持つ中国は、旺盛なエネルギー需要と十分な資金力を背景とし、数年内にシェールガス開発が進展を実現する可能性がある。世界的に見ても、中国は北米以外では最も理想的な開発エリアだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月29日