中銀国際研究所のアナリストの陳静氏は、「世界では昨年末より金融戦争が始まっており、世界の投資家は人民元相場の上昇に期待している」と分析した。
市場からは、1ドルが6元を下回るのも時間の問題という声があがっている。陳氏は、「上述した要素を考慮すると、人民元相場の上昇傾向が短期間内に変化する可能性はない」と指摘した。しかし一部の業界関係者は、「国内経済回復の基盤が固められておらず、元高が進行すれば経済成長に対する期待が弱まる。また不動産購入抑制令により、国内のリスクある資産が圧力を受けている。ホットマネーが持続的に大量流入する可能性は低く、元高が長期的に持続することはない」と予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月2日