今年の年次総会では、一連の「革新」を主線として議題が設けられ、世界経済・主要経済体・重点分野が直面する革新の課題を網羅した。そのうち「中国改革の議事日程:新制度のボーナスを解き放つ」サブフォーラムでは国内外のエコノミストと経営者を招き、中国の改革開放から30数年の経験・教訓を総括し、今後5-15年後の改革を占う。
十八大(中国共産党第18回全国代表大会)から両会に、さらには近日開かれた各ハイレベルフォーラムに至るまで、指導者による改革紅利に関する発言が相次いでいる。これは中国政府の改革推進の決意を示すものだ。都市化はその中で、重要な推進の役割を演じるだろう。
中国共産党中央政治局常務委員の李克強総理はこのほど江蘇省・上海市を視察した際、「経済発展を持続し、重点を際立たせ、現代農業の発展により基礎を固め、都市化による内需の潜在力を秩序正しく引き出す。開放拡大の中で競争の原動力と圧力を強め、改革紅利をさらに解き放つ」と表明した。