林国本
旧正月前あたりからテレビやマスコミで「豊かになっても倹約精神を忘れないように」ということがくり返し強調されたが、最近は会食などでも、みんな今までのようにメンツを保つために、なるべく余計に料理を注文するようなことがなくなったので、やはり新中国建国以後の教育がまだ基礎として人々の心の中でその影響力を保っていることを実感した。
たしかに、食べもしないのに、たくさん注文して、結局、生ゴミとして捨ててしまうか再処理工場に回してしまうことは、たとえ先進国になっても望ましいこととは言えない。
とにかく、生ゴミとして再処理に回される食べ物が1億人分(一説では2億人分)の食糧に相当するといわれ、これはたいへんなことである。