4月2日付のニュースによると、中国の消費者サービス問題に関し、アップルが珍しく謝罪のコメントを発表した。その前日にアップルの株価は下がり、3%下落した。その要因は、アップルにとって重要な中国市場の行く末を投資家が懸念したことにある。以前もHPと東芝が中国市場で似たような苦境に陥ったことがある。
アップルは月曜日、中国の消費者サービス問題に対し、正式に謝罪コメントを発表したが、株の売り圧力は依然として存在している。先週の株取引において、アップルの株価は5%近く下落していた。その理由は、アップルの中国市場の消費者サービスが他の国家のそれより劣るとして、中国の監督当局が圧力をかけようとしていたからだ。月曜日になるとアップルCEOのティム・クック氏が謝罪コメントを発表。iPhone 4とiPhone 4Sの修理方針を改めると共に、加盟小売店の管理を強化し、人材育成に努めるとした。
アップルにしては珍しい謝罪劇。これによって中国市場における同社の状況が改善できるかどうか、あるいは監督当局のさらなる追求を免れるかどうかを知るには、今後の経過が待たれる。中国市場がアップルにとって最重要市場のひとつとなった現在、今後の動向を投資家が関心を持って見つめており、当分アップルの株価は波乱含みになる可能性が高い。