中国外匯(外国為替)交易センターの発表によると、2日の人民元対米ドルレート基準値が6.2586で、前の取引日から88ベーシスポイントの大幅上昇となり、再度為替改革実施以来の最高を更新した。
アナリストは、海外からの資本流入の増加が、人民元対米ドルレートが急上昇した最も大きな要因であると見られるが、今後の人民元レートの推移においてはなお不確実性があると指摘すると同時に、人民元レートは基本的に経済ファンダメンタルズによって決められているとし、「中国の弱い景気回復を背景に、人民元レートは今後小幅上昇の構図を維持するだろう」と予測している。
「中国証券報」より 2013年4月3日