中国商務部の陳健副部長は2日、中日韓3カ国間関係の安定が自由貿易区交渉の政治的基盤であるとの見方を示した。3日付中国証券報が伝えた。
陳部長は国務院新聞弁公室の2日の記者会見で、「中日韓自由貿易区の構築は、当該地域の経済発展の大きな牽引力となり、中日韓3カ国間関係の安定は自由貿易区交渉を順調に進めるための政治的基盤である」とした上で、「3カ国がともに努力し、交渉を推し進めるために、より良い雰囲気と環境作りに取り組むことを望んでいる」と、3カ国間関係の改善への期待を述べた。
陳副部長はまた、「中日韓3カ国はいずれも北東アジアの重要経済体であり、貿易利便性の向上が当該地域の発展にプラスとなる。現在、自由貿易区の第1回交渉がすでに韓国で行われており、年内は中国と日本で1回ずつ行われる予定である」と話した。
「中国証券報」より 2013年4月3日