アジア経済を中心に企業家らが議論するボアオ・アジアフォーラム2013年度年次総会が6日、中国海南省の博鰲(ボアオ)で開幕し、7日の開幕式に中国の習近平国家主席が参加し、主旨演説を行っている。3日間の会期で行われるフォーラムには他にも、国家元首7名、総理3名、議長2名、国連総会議長などが参加する。また、今回からアフリカとラテンアメリカの指導者らによる特定テーマに基づいたサブフォーラムが新たに設けられた。フォーラムに参加する首脳の数が過去最大規模であるだけでなく、話し合われる議題も世界の注目を集める。
「革新・責任・協力、アジアが共同で発展を目指す」というのが、この度の年次総会のテーマであり、中国が主催するこのフォーラムがアジア地域の協力を基調とする理念に変わりはない。
中国は今、世界的に重要な役割を担い始めているが、経済面においても政治面においても、中国がアジアの一国であるという根本は揺るぎないものである。ヨーロッパ諸国や北アメリカの連携体制のメリットを見れば、アジア地域での協力・連携に当たっては、有意義な取り組みが多いことがわかる。