3日間に渡り開かれるボアオ・アジア・フォーラム2013年年次総会が、6日に開幕した。今回の年次総会は、議題から活動計画に至るまで、「アジアを立脚点とし、世界に目を向ける」という特色を示している。
中国の視点:フォーラムを国際的に
今回の年次総会の議題は、「中国の特色、世界の特徴」を十分に示している。今回のフォーラムには、「中国の改革の議事日程」、「都市化」、「中等所得の罠の克服」、「経済構造の調整」、「企業のイノベーションと海外進出」といった「現地化」された議題の他に、「G20のメカニズム化」、「国際金融ガバナンス」、「世界債務リスク」といった「グローバル」な議題も含まれる。
中国共産党中央党校香港・マカオ・国際関係研究室の趙磊副主任は、「ボアオ・アジア・フォーラムは世界的な議題を際立たせており、積極的な意義を持つ。同フォーラムは経済の議題の他に、世界のガバナンスに関連する注目度の高い、困難な問題についても議論する。これは中国の国際的な視野を示すものだ」と指摘した。
同フォーラムの「グローバル化」は、今回の年次総会で初となる正式なシンポジウムから、余すところなく示されている。マイクロソフト全世界副総裁の張亜勤氏は、4月5日夜に開かれた同シンポジウムの司会を務めた。同シンポジウムの来賓には中国で生まれ育った経営者・エコノミストの他に、ノーベル経済学賞の受賞者であるエドマンド・ストロザー・フェルプス氏などの外国人が含まれた。