(3)人材の問題。どれくらいの人材を海外に送れるか、またさまざまな文化の下にある従業員を管理できるか。
春華資本集団の胡祖六主席によると、中国はグローバル経済の重要なメンバーであり、世界2位の経済体であり、世界1位の輸出国だ。企業の発展は国際競争という大きな環境の中にある。政府と企業はいずれもこのことの重要性をわかっているが、今はまだ企業の国際化の成功例はごく少数だ。目下の国際化のプロセスは体制により多く制約されており、国際化を実現した企業の多くは政府や中央企業(中央政府直属の国有企業)や国有企業に主導されている。
マイクロソフトの張亜勤グローバル副総裁によると、国際化やグローバル化の流れは不可逆なものだ。製品を輸出しているかどうか、海外に機関があるかどうかに関わらず、企業の国内での運営にはグローバル化の意識やグローバル化した競争に立ち向かおうとする精神が必要だ。国際化の成功は長い道のりだ。これまでに会った多くの情報技術(IT)企業は、長年海外投資を行いながら、赤字の状態が続いていた。国際化には現地にとけ込むことも必要だが、世界は平坦ではない。また国際化には4つの現代化が必要であり、技術者の国際化、製品の多様化、サービスの個性化、市場の現地化の4つが必要だという。
「人民網日本語版」2013年4月7日