中国の海関(税関)総署が10日発表したデータによると、第1四半期(1―3月)の中国の貿易額は前年同期比13.4%増の9746億7000万米ドルとなった。同期の輸出額が同18.4%増、輸入額が同8.4%増だった。11日付中国証券報が伝えた。
3月単月の中国の貿易額は3652億6000万米ドルで同12.1%増。同月の輸出額が同10%増、1―2月の伸び率を13.6ポイント下回った。輸入額が同14.1%増、1―2月の伸び率を9.1ポイント上回った。
アナリストは、第1四半期の輸出・輸入の伸び率が景気回復のペースダウンを反映していると指摘する。3月の輸入額の伸び率の拡大が顕著だったことは、1―2月の伸び率が低かったからで、国内需要が好転したとは言えない。世界情勢が悪化する可能性があることや、内需が不足していることを考慮すると、4月の貿易成長率が低下する可能性が大きいという。
「中国証券報」より 2013年4月11日